pn ピノノワール 教師からヴィニュロンへと異色の転身。マセレーションは2週間、圧搾後バリック発酵熟成。柔らかくピュアな果実と酸、フィネス
<輸入元様資料より> ワインについて
Bourgogne Rouge La Pie Meudon 2024
ブルゴーニュ ルージュ ラ ピ ムードン
小粒のピノ・ファンが 50%混植されたリュー・ディから生まれる
フィネスとエレガントさを備えたピノ・ノワールのキュヴェ
AOC ブルゴーニュ・ルージュ
品種:ピノ・ノワール 100%
リュー・ディ“ラ・ピ・ムードン”のドメーヌの区画は栽培面積 0.60 ヘクタール。樹齢 30 年の南向き斜面、斜度 13 度。標高 285m。植樹比率 8,000 本。泥岩が混じった石灰質土壌。
醸造:手摘みで収穫したブドウを 20%全房で、228 リットルのバリック(新樽は用いない)で野生酵母のみで自発的に発酵。マセラシオンは 12 日間で、1日 2回のピジャージュと、マセラシオンの最後にルモンタージュを施します。圧搾後、引き続きバリック(新樽は用いない)で、自発的なマロ発酵と熟成。熟成期間は 10~12 ヶ月で、無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。SO2 に関しては、ヴィンテージに応じて、ワインが酸化に対して脆弱であると判断した場合は、ボトリング後のネガティヴな反応を避けるために、マロ発酵が終わった後、あるいはスーティラージュの際に必要最低限のみ添加します。瓶詰時は無添加。
2024 ヴィンテージは 9/19 に収穫。20%全房。総生産量 1,200 本。アルコール度数12.5 度。2026 年 5 月時点の SO2 トータルは 27mg/l。
<輸入元様資料より> 生産者について
Laurent Bourtourault
ローラン ブルトゥロー
ビオディナミでナチュラルワインを手掛けるブルゴーニュのネオ・ヴィニュロン
教師から転身したシャロネーズの新星
共同組合の力が強くナチュラルワインの造り手が極端に少ないコート・シャロネーズにも新たなナチュラルワインの造り手が現れました。教師からヴィニュロンに転身して、ビュクシーの南西、キュル・レ・ロッシュ村にドメーヌを興したローラン・ブルトゥローです。ローランは、父がリュショット・シャンベルタン、叔父がサントーバン プルミエ・クリュの、それぞれオーナーというワイン愛好家の家系に生まれたため、幼いころからワイン文化について教えられ、自然とワインへの感性を育んでいきました。
ナチュールの先人達に師事し、満を持して独立
ローランは学業を修めた後、20 年間教師として働いていましたが、この間にジュリアン・ギヨやセバスチャン・ボワソ、ディディエ・モンショヴェ、ギィ・ショーモン(クロ・サロモン)などに師事。様々なことを学び・経験し、2015 年に満を持して自分自身でナチュラルワイン造りに乗り出しました。既に英国、スイス、ベルギー、デンマークなどに輸出されています。ブルゴーニュとしてはとてもコストパフォーマンスの高いナチュールワインです。
ドメーヌについて
ドメーヌは、2015 年にビュクシーの南西 8 キロ、ちょうどコート・シャロネーズ南端とマ コネー北端の境界に位置する、Culles les Roches キ ュ ル ・ レ ・ ロ ッ シ ュ村 に Laurent Bourtourault ローラン・ブルトゥ ローによって設立されました。
ローラン・ブルトゥローは 1970 年生ま れ。父がリュショット・シャンベルタンの 1 畝、 叔父がサントーバン プルミエ・クリュの 1 畝 の、それぞれオーナーというワイン愛好家の 家系に生まれました。このため、幼いころか ら自然とワイン文化について教えられ、ワイ ンに対する感性を育んでいきました。また、 少年時代をフィサン村で過ごしていたた め、フィサンのモノポールであるプルミエ・クリ ュ“クロ・ド・ラ・ペリエール”を所有するドメー ヌでブドウ栽培と収穫、ワイン醸造を経験しました。その後は、大学で法律と教育学を修め、 2015 年までの 20 年間、教師として働いていました。しかし、この間も学業と教師の仕事と並 行して、ジブリーのクロ・サロモンなどでブドウ栽培とワイン醸造の仕事を手伝っていました。 2007 年にコート・シャロネーズのキュル・レ・ロッシュ村にシャルドネの区画を購入。ボーヌとダヴ ェイエの醸造学校で学び、近所のヴィニュロンを訪ねて交流したりして、ワイン造りの知見を深め、 プライヴェートで醸造をしていました。そして、2015 年、45 歳の時に教師を辞めてヴィニュロン に転身して、本格的にナチュラルワイン造りを始めました。
ネオ・ヴィニュロンと言えるローランは、子供の頃から自然に対する畏怖の念を持っていました。 環境への意識が高く、青年になると自然とエコロジーな活動をしていました。また、環境に対す る自分の信念を教職時代にも生徒に伝えていました。そして、ヴィニュロンになった時、自分の 信念を行動に移す時だと考えたのです。ローランにとっては、ヴィニュロンとは仕事ではなく、長年 情熱を傾け続けてきた趣味でありました。
栽培と醸造について
ドメーヌの栽培面積は 2.67ha で、ピノ・ノワー ル、シャルドネ、アリゴテ、 極僅かのピノ ・ブランとピ ノ・ブーロを栽培していま す。畑の 90%がフェルマー ジュで、地主から借りてい る地所になります。全ての 区画がキュル・レ・ロッシュ 村にありますが、この村の 地層は、石灰質に粘土や 泥灰岩、泥土、小石、花 崗岩など様々な土壌がモザイク状に入り混じっており、各区画はそれぞれ固有の特徴あるテロ ワールを備えています。このため、ドメーヌでは、それぞれのリュー・ディ毎にキュヴェを一つずつ造っ ています。栽培は設立当初からビオロジック&ビオディナミで、エコサートの認証を受けています。 収穫は手摘みで、小さなケースで醸造所まで運びます。ドメーヌの畑はすべて同じ村にあるため、 ブドウを傷めることなく、素早く醸造所まで運び込むことができます。
白ワインは、シャンパーニュのように全房でゆっくりと時間をかけてダイレクト・プレスし、デブルバ ージュ(前清澄)を入念に 2 度行って繊細な澱を厳選してから、バリック(新樽は用いない) で野生酵母のみで自発的に発酵させます。その後、引き続きバリックでマロ発酵と熟成を行い ます。熟成期間は 10~12 ヶ月。この間に必要であればバトナージュを行います。その後、ごく 軽く清澄のみ行ってノンフィルターで瓶詰めします。赤ワインは、ヴィンテージやキュヴェに応じて 80~10%全房で、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的に発酵を行います。マセラシオン は約 2 週間で、1 日 2~3 回のピジャージュを実施。最終段階でルモンタージュを施します。マ ロ発酵と熟成はバリック(新樽は用いない)で行い、熟成期間は 10~12 ヶ月で、無清澄・ ノンフィルターで瓶詰めします。SO2 に関しては、ヴィンテージに応じて、ワインが酸化に対して脆 弱であると判断した場合は、ボトリング後のネガティヴな反応を避けるために、マロ発酵が終わっ た後、あるいはスーティラージュの際に必要最低限のみ添加します。瓶詰時は無添加です。
その他
ナチュラルワイン造りについて、ローランは 次のように述べています。
「健全で良質なワインを造るためには、ブ ドウが育ったテロワールをリスペクトしなけれ ばなりません。添加物が使えば使うほど、テ ロワールを表現することが困難になってしま います。ヴィニュロンの仕事は、健全なブドウ を醸造所に運び、ブドウがテロワールを表現 することを、ブドウに寄り添いながら見守るこ とです。ビオやビオディナミを実践し、ナチュラ ルワインを造ることは、何よりも造り手の意 志、そして恒常的な手入れや世話が必要 です。ドメーヌの畑はビオロジックとビオディナ ミによって抵抗力が高くなっています。それで も防除処置は必要になることはあります。し かし、畑を細かく観察することによって、硫黄 と銅の使用を可能な限り減らすことができま す。また、醸造に失敗して 1 つのキュヴェを失ってしまうことがないようにするために、技術があり ます。私が言う技術とは現代的な醸造技術のことではありません。職人で言う『勘』、『コツ』の ことです。ブドウが自発的に発酵してワインの構造が出来上がるように促した後は、毎日試飲を して、その状態を確かめ、ワインに寄り添って見守っていくことが必要です。」
ローランは、ジュリアン・ギヨやセバスチャン・ボワソなど、ドメーヌの近くに住むナチュラルワインの 造り手達と頻繁に交流して、ナチュラルワインに対する知見を深めています。ビオについては、今 は引退してしまいましたが、ジブリーのギィ・ショーモン(クロ・サロモン)から多くのことを学びまし た。また、ビオディナミについては、30 年前からの親友であるディディエ・モンショヴェから様々なこ とを教わりました。
ドメーヌのワインの販売先は、65~60%がフランス国内で、輸出は 35~40%。英国、スイ ス、ベルギー、デンマークなどに輸出されています。