●Fontedicto / Pirouette 2019 フォントディクト/ピルエット
cr カリニャン 深いルビー色。プルーンやレーズンなどの黒系果実のドライフルーツやリキュール、グレナデンの香も。ビターな果皮のニュアンス奥行き
<輸入元様資料より> ワインについて
Pirouette 2019 ピルエット
除梗して10週間マセラシオン。ステンレスタンクで、実に6年という長い歳月をほぼ発酵に費やし、2025年6月に瓶詰め。先述したとおり、これはベルナールが瓶詰めした最後のワインとなり、気の遠くなるような年月を経て完成した1本です。急がず、抗わず、ワインの声に耳を澄ませながら待ち続けた、彼の信念と忍耐の賜物といっても過言ではありません。僅かにオレンジがかった深紅の色合い。グレナデンシロップやチェリーコンポート、赤いドライフルーツやベリーソース、熟した赤いプラムやりんごを想わせる充実した果実に、仄かなレーズンかカレンズなど黒系ドライフルーツのコクが調和し、熟成由来のしなやかさと奥行きが香りからも感じられます。口に含むと、滑らかなテクスチャーでしっとりと沁み渡り、緻密な果実のエキスとシルキーなタンニン、豊かな旨みが溶け合いながらふくよかに広がります。赤いプラムやりんごの果皮を想わせるフルーティーで愛らしいニュアンスと、凝縮しつつも上品な赤い果実の風味が重なり、それらを凛とした酸が支え、張りを与えながら長い余韻へと導きます。素朴で滋味深い印象と、繊細で気品を感じる佇まいを兼ね備えたミディアムスタイルです。
<輸入元様資料より> 生産者について
Bernard&Cécile Bellahsen – Fontedicto ベルナール&セシル・ベラーセン(フォンテディクト)
ベルナール・べラーセンの父親はチュニジアでイチジクの蒸留酒(ブッハ)を醸造する家庭、母親はイタリア・パンテレリア島のワイン生産者の家庭に生まれました。ベルナールはチュニジアで1951年に生まれ、10歳の頃にフランスのペルピニャンに移り住みました。その頃、父はベジエとナルボンヌ辺りの平地の畑で、馬やロバを使い耕作し有機栽培でジュースを造っていました。幼い頃から自然と目にしていた農法、また、学生時代にマクロビのレストランでアルバイトをしていた影響などもあり、彼がワインを醸造するにあたって馬を使っての有機栽培は自然な流れでした。当時、他の生産者からは時代遅れと笑われることもありましたが、シャプティエが興味を持ち、彼の所に教えを乞うほどでした。今も変わらずの姿勢で栽培・醸造に取り組んでいます。*2025年8月4日、ベルナール・ベラーセンが天国へと旅立ちました。最後まで畑とワインに向き合い続けた彼の訃報は、非常に悲しいものですが、妻セシルは子供たちとともに前向きに歩みを進めております。フォンテディクトは今後もセシルが引き継ぎ、守り続けていく予定です。引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。