fm,℮tc フルミント他 火山性土壌のフルミント、ハルシュレヴェリュ。遅摘み収穫しオーク樽発酵、産膜酵母下で75ヵ月熟成。エネルギーの塊、妖艶さ
<輸入元様資料より> ワインについて
Dry Szamorodni FLOR 2016 ドライ サモロドニ フロール
750ml 白
フルミント、ハールシュレヴェリュ火山性土壌Bártfai畑(樹齢平均40年 流紋岩質凝灰岩、安山岩)。遅積みで収穫したブドウをミディアムトーストのオーク樽にて発酵。樽を密閉せず、産膜酵母の膜の下で6年と3ヶ月間熟成(ヴァンジョーヌの法定熟成期間同等)させました。アルコール:12.5%。酸度: 6.8 g/l、SO2: 99 mg/l。2016年は近年におけるTokaji最高のヴィンテージの一つ。記念碑ともいえるヴィンテージに、トカイの伝統製法である「Szamorodni(サモロドニ)」にて、このワインは作られました。
「Szamorodni」は、スラブ語源で「あるがまま、自然に生まれた」「そのようにして出来た」という意味です。つまり、房ごと収穫し、貴腐粒も健康な粒も選り分けずに一緒に発酵させます。ゆえにヴィンテージによって、甘口にも辛口にもなります。つつましきエネルギーの塊。圧倒的な果実とミネラルを秘めている。角はとれて繊細。濃縮し、乾燥している。ただならぬ妖艶さと複雑な芳香をはなつ異形のワイン。無限の寿命を持つかのように日々変化していきます。熟成したヴァン・ジョーヌや、最高級の古酒シェリーにのみあらわれるソトロン(カレーの香り)もまた感じ取ることができます。
<輸入元様資料より> 生産者について
SZOLO ソロ
ハンガリー・トカイ タリヤ村
初めて日本に輸入されるナチュラルのTOKAJITOKAJI(トカイワイン)。ワインの歴史の中で最も重要なワイン産地であり、最高峰の甘口と世界で評されながら、日本ではまだその本質、本領が伝わっているとは言いづらい状況です。
StrekovのZsolt もBencze のIstván もTOKAJI には常に一目置き、ハンガリーの象徴たるフルミント種には特別な愛を抱いています。Japan terroir はナチュラルのTOKAJI を探し続けていました。やっと出会えた素敵なワイン。それがSZOLOです。
SZOLOの当主であり醸造家のTímea Éless は、トカイ地方タリヤ(TállyaTállya)村で生まれました。彼女の祖父母は地元のブドウ畑で収穫や接ぎ木の作業をしており、彼女自身も幼い頃からブドウ畑で農作業にかかわることで、ブドウへの愛情が自然に育まれていきました。紆余曲折あり、2009 年祖父の0.3 ヘクタールの土地を引き継ぐ機会が訪れます。Tímea と夫のTamás は、家族が所有していた土地も含め、周辺地域で追加の区画をゆっくりと購入し、同時にワイン造りを始めます。
2014年がファーストヴィンテージ。Tímea は、最初からブドウの生命力と生物多様性を維持するために有機栽培を実践しました(2015 年オーガニック認証)。現在はビオディナミに移行(2021 年DemeterDemeter)。ワインを自然との関係性の表現としてとらえ、自然との調和が達成されたときに良いワインができるのだと信じています。
トカイは火山性土壌を主とします。SZOLOが所在するタリヤ村の畑は流紋岩質凝灰岩を主として、畑によって微妙に土壌構成が変わります。現在は約10 ヘクタールの土地を所有しており、フルミント種、ハルシュレヴェリュ種をメインにSárgamuskotálySárgamuskotály(ミュスカ・ブラン・ア・プチグラン)、KabarKabar(ハルシュレヴェリュとブーヴィエの交配)などを栽培。もっとも古いフルミントは樹齢60 80 年です。
伝統的な生産者が多く存在するトカイにおいて、ナチュラルワインの生産者はごくわずかです。そんな中でTímea は伝統的なトカイワインの素晴らしさを継承しつつも、ナチュラルという新しいあり方をそこに共存させようとしています。彼女のドライワインにはナチュラルラインとそうでないものがあり、ナチュラルラインは天然酵母で醸され、亜硫酸ゼロ瓶詰めされます。一方で甘口はそのエレガンスを失わせないためにナチュラルに栽培されたブドウを天然酵母で醸し、瓶詰めの際亜硫酸を添加します。これはナチュラルワイン不毛の土地であるトカイにおいて、偉大な挑戦なのです。
彼女もまたStrekov のZsolt を尊敬しています。ハンガリーにおけるStrekov の存在の大きさを感じますが、Zsolt のヴェルシュリースリングを使ったワインを特に愛しているそうです。またBencze やMauer とも交流があります。良い生産者は良い生産者を知る。まさにその通りだと思います。