wr ヴェルシュリースリング 表土は50cmの砂地、下に泥土石灰黄土。平均樹齢60年以上の古木。一部貴腐、青梅の凝縮、杏、コアントロ、和出汁
<輸入元様資料より> ワインについて
Fodor Olaszrizling 2022 フォドール オラズリズリング
750ml 白(オレンジ)
オラズリズリング(ヴェルシュリースリング)。表土は50センチの砂地。下に泥土、石灰、黄土。Királyhalom/Backi Vinogradi村のFodor畑。スヴォティッア地区。平均して樹齢60年以上の古木。Fodor畑は“Selevenji”国立公園の隣にあり、現地ではフルーツの銘醸として知られています。実はこの古い畑のヴェル シュリースリングはアメリカ種ではなく、Tisza 川流域に自生していたヴィティス・シルヴェス トリスに接ぎ木されています。かつてはこういった技法がヨーロッパ各地で見られたそうですが、おそらく現在は、この畑のみだと考えられます。10月中旬に収穫したブドウは60∼70%ボトリティスの影響を受けています。10日間のマセレーション後天然酵母で醗酵。1340ℓの30年樽で16カ月の熟成。無濾過にて瓶詰め。亜硫酸はゼロです。オレンジ色がかった黄金。青梅の凝縮を強く感じます。フレッシュな柑橘、黄桃、アンズ、コアントロー、ほのかにアニス系リキュール。エキス分の豊富さが際立つヴィンテージで、一口目に和出汁のニュアンスを感じます。とろりとした質感と芳醇な香りが絡み合い、一つに融けていきます。
<輸入元様資料より> 生産者について
Maurer Oszkár マウアー・オスカル
セルビア ヴォイヴォディナ自治州 スヴォティッア
ハンガリー国境にほど近いセルビア最北の街スヴォティッア( Subotica )で 4 代続く伝統あるワイナリー。地品種の古木を数多く有しており、中でも 1880 年に植樹されたKadarkaの古木は大変に貴重なもので、Jancis RobinsonのWine Grapes にはそのことについての記述をみることができます。伝統あるワイナリーを引き継いだ現当主Oszkar はナチュラルワインへの転向をゆるやかに進め、 2018 年ヴィンテージ以降は、多くのワインで亜硫酸ゼロ、極少量添加でのワイ ンづくりを実現しています。( 2020 よりすべてのワインで亜硫酸無添加)
ワイナリーはセルビア北部のヴォイヴォディナVojvodina )のスヴォティッア Subotica )に 6 ヘクタール、セルビアの宝石とも呼ばれるフルシュカゴーラ山の麓スレム( Srem )に 10 ヘクタールの畑を所有しています。それぞれ人馬での有機栽培であり、良質なブドウを生産しています。両栽培地ともにカルパチア平原にあり、ベースは砂地と石灰がわずかに混ざる土壌ですが、スボティッアは砂質が深く 2m に達する場所もあります。プレフィロキセラのKadarka はそうした土壌に植えられています。スレムではドナウ川沿いに畑が広がっていて、リースリングは川岸 50m 付近に植えられています。火山岩混ざりの土壌。気候は温暖な半地中海性気候、歴史的にも銘醸と知られた土地です。
化学薬品の無い時代ワインはどのように作られていたのか、この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか 。思索を続ける Oszkarは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。様々な産地をめぐり、生産者同士でお互いのワインについての議論を深め、決まって最後は兄のような存在であるZsoltのいる Strekov1075 を訪れます。Raw Wineの創始者として知られる Isabel Legeron は、Mauer Oszkar の大ファンであり、 Colletive Wine series という名で世界に彼のワインを紹介しました。彼女は彼を繊細な感性を持つ、謙虚で柔軟性のある好人物と評し、彼とのプロジェクトを大いに楽しんだそうです。ニューヨーク、ロンドン、デンマーク、タイetc 世界のガストロミの中心地ですでに高い評価を受けるワインとなっていますが、 Mauer Oszkar の進化はまだ始まったばかりです。