wr ヴェルシュリースリング 表面は泥ローム、カルシウムを多く含む土壌。ポルタ、ヘイオンと並ぶ3つのトップキュヴェの内の一つ。圧倒的な存在感と旨み
<輸入元様資料より> ワインについて
濁り 2022年 750ml 白(オレンジにごり)
Rizling vlašský(ヴェルシュ・リースリン グ)100%。収量は21hl/ha。表面は泥、 ローム。カルシウムを多く含む土壌で石灰 岩も見られます。畑はVad、スティックヴィ ンヤードです。 2022年は9月23日の収穫でした。温度コン トロール無しで皮と一緒に2週間かけて開 放桶で醗酵。500Lの新樽で10か月の熟 成。2023年8月25日、澱と共に瓶詰です。 PORTA、HEIONと並ぶ3つのトップキュ ベの一つです。 2022年はテロワールを反映したとろみのあ る質感が特徴。 圧倒的な存在感。白桃、黄桃、あんず、 かりん、そして上品な柑橘。果実味たっぷ りです。甘い乳酸飲料のようにクリーミーで リッチ。沈香や乳香のかぐわしい香り。味 わいは、うま味たっぷりで、コクがあって力 強い。しかもエレガント。荘厳な香りをま とって、甘酸っぱい余韻がいつまでも続い ていく。 しっかりと澱を混ぜることお忘れなく。
<輸入元様資料より> 生産者について
Strekov 1075 ストレコフ1075
スロバキアニトラ県ストレコフ
首都ブラティスラヴァより南東に約150150Kmに位置するストレコフ村。その南にはハンガリーとの国境を分ける国際河川“ドナウ”が流れます。Strekov1075 のオーナーであり、醸造家のZsolt Sütő は、もともとはエンジニア、その後Strekov 村の村長代理を務めた人物です。 彼にとってワインとは、時間とエネルギーについて深い洞察を与えてくれる存在です。伝統的な手法にのっとった栽培と醸造は、ワインをそういった存在たらしめる唯一の方法であり、時間とエネルギーについて深い示唆を与えてくれる、それは同時にテロワールを表現するということでもあります。彼のワイナリーでは多くの地元の人が働いていますが、スティックヴィンヤードの畑を丁寧に耕す女性たちの姿や町の人に気さくに話しかけるZsolt を見ているとStrekov1075 のワインが、Strekov という村そのものなのだと感じます。
Pohronska丘陵の斜面に位置する彼の畑は、複雑な地層を持ち、上層部は海洋堆積物や砂岩、石灰を含む粘土質ロームで、より深い層は黄色または青灰色の粘土によって構成されています。強いアルカリ質の土壌はカルシウムを多く含みミネラル豊か。その土壌のお蔭で高いレベルの酸を保持する長期熟成可能なワインとなるとのことです。 温度コントロールはせず、醸造中に亜硫酸は添加せず、ワインはすべてがノンフィルターです。また近年は必要がある場合を除いて瓶詰時の亜硫酸添加もありません。その醸造を可能にするためは、よく熟し、高い酸を保持するブドウを収穫する必要があると考えており、醸造と栽培が密接につながっていることを私たちにおしえてくれました。
彼は常に仮説構築、実証実験をくりかえす経験主義者もあります。産膜酵母が自然に産まれる彼らの環境で、ヴァン・ジョーヌを試すなど、新しい試みは常に行われており、彼から送られてくるテクニカルデータは、発見にあふれています。 彼のひたむきな努力は評価され、世界一のレストランの名をほしいままにした“ノーマ”にオンリストされました。それをきっかけに、現在では数多くの有名レストランにオンリストされています。また、スロバキア、ハンガリーの地で、彼はナチュラルワインの生産者のリーダー的存在であり、数多くの後進がStrekov1075 の門をたたいています。